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こんにちは。
キッズ作文教室【空色ことば】です
本日は別タイトルのブログ記事を
予定していたのですが、差し替えます
というのも、この土日2日間に
強く思う出来事があったから…
週末、あるカルチャーセンターさんで
読書感想文の講座を担当したのですが、
参加してくれたお子さんの中に
こんな言葉↓をつぶやいた子がいました。
「昨年の読書感想文は、学校の先生に
ほとんど訂正されちゃったんだ…」
照れ笑いしながらつぶやいたものの、
その奥に漂っていた切ない姿が
ずっと私の心に焼き付いています。
実は、この言葉を発したお子さん、
自分で工夫をして文を考えられる
柔軟な発想を持っていて、
感心しながら見守っていたのです。
ただ、授業の後半、清書に入ると
一文書く度に私に確認を求め出したので
何か引っ掛かるなぁと思っていました。
そして授業終了間際に、あの言葉をつぶやいたのです。
「…だからかぁ。」と腑に落ちました。
子どもがたちが読書感想文を嫌がったり書けない理由は、
「大人が評価してくれそうなこと」を書こうと思うから。
無意識に大人の顔色を伺っているから、
みんな書けなくなってしまうのです
→自分の気持ちに間違いはありません。
→内容を訂正する必要はありません。
改めて子どもたちに伝えました
極端な例ですが
=====================
◆私は夏が好きです。
→先生は夏が嫌いだから、この文章は直しなさい。
◆この本の世界みたいに、時間を操れる力が欲しいです。
→現実ではありえないから、この文章は直しなさい。
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もしこのような指摘を受けたら、どう思いますか?
個人の気持ちや考え、文章の内容を「訂正する」って
理不尽でおかしなことなんです…
せっかく柔軟な考えを持っていても、
身近な大人の対応ひとつで
子どもは表現を恐れてしまいます。
こうして子どもの可能性の芽を摘んでいる
現実にいたたまれなくなりました。
私の授業を通して、
子どもたちが書き進める言葉や文章は、
正直なところ仕上がりに個人差があります。
ですが、すべて子どもたちが自分で考えた
その子だけの大切な文章です。
私は言葉を引き出すお手伝いをするだけ。
自分はこう思う!という言葉を引き出して
周りが認めることで、自信に繋がり
その子の可能性を広げることになります。
せめて、このブログを読んで頂いている方に
届いたらいいなと思っています。
そして大人への理解を広げる活動を
もっと進めようと決意しました
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ブログ「空色ことばカラフル通信」は
毎週月曜・木曜の週2回更新です
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空色ことば管理人
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